年々高くなる電気料金を少しでも安く!
電気の需要は年々増加しています。これはテクノロジーの普及により様々なものが「電化」されてきているからです。また、地球環境を守るために温室効果ガスの削減や再生可能エネルギーの導入、脱炭素社会の実現へ向け、益々電気への依存が多くなります。
ここでは、ご家庭で利用する電気の契約をする際に知っておきたい知識と最適なプランを見つける方法をお伝えします。
需要が増えると高くなる電気料金
電気料金は需要が増えると高くなるという事を覚えておきましょう。電力会社によっては、使えば使うほど高くなるという設定のものもあります。なぜこのような形になるのでしょうか?ふつうはたくさん使えば使うほど割安にしてくれます。
それは、日本で作っている電力のほとんどは輸入に頼っているからです。つまり限りある資源で発電しているからです。この理由は今後電気の契約を考えていくうえでとても重要です。
現在日本の発電所のほとんどが「火力発電所」になっています。この火力発電所は石油や石炭、天然ガスを燃料にして熱を得てその熱でタービンを回して発電をおこなっています。
火力発電所の燃料である石油や石炭などの化石燃料は、そのほとんどをオーストラリアや中国から輸入しています。日本では石油や石炭などはほとんど採掘できていません。これら火力発電所を動かすための燃料を海外から買っているため、電気代もその燃料代が上がれば当然あがってしまいます。
値段が上がるだけならまだ良い方です。もしこれら輸入元の国との関係が悪化した場合、発電のための燃料を止められてしまったら、日本は電気によるエネルギー供給を受けられなくなります。
将来を見据えた再生可能エネルギー
このような事を考えれば、太陽光発電や水力発電、風力発電などの再生可能エネルギーの導入は必至です。また東日本大震災での津波事故により停止を余儀なくされた原子力発電などのクリーンエネルギーの活用も議論されるようになってきました。
これら再生が可能なエネルギーは海外からの輸入に頼ることなく自国内で電力エネルギーを確保できるため、発電所の稼働率があがり、火力発電所の代わりに再生可能エネルギーによる発電所を増やしていく事で持続可能なエネルギー確保が実現できるようになります。
これは安定的な電力需給バランスにより、将来的には電気料金も値下がりの方向に行くでしょう。
しかしながら現在、日本の再生可能エネルギーでの発電所は全体の15%程度にとどまっているため、割高に設定されてしまっています。
電気代は電力市場の価格により決まる
このように各発電所で発電された電気は、電力市場で売買され価格が決まっていきます。日本卸電力取引所(JEPX: Japan Electric Power eXchange)では、毎日時々刻々と変わる電力需要により日々の価格を決定しています。
>>日本卸電力取引所(JEPX: Japan Electric Power eXchange)
電力の自由化により様々な登場した「新電力」
一人暮らしの場合は家族がいる場合でも大きく変わってくる電気代
自分にあった電力会社を見つけるためには自分のライフスタイルに合ったものにするべきです。現在の自分の電力使用量が一番のカギとなりますので、まずは自分(または家族)が1日のうちでどの時間に電力を最も使用しているかを知る事が大事です。
そしていろいろな電力会社のプランを知りましょう。
「あしたでんき」は一人暮らしで、電気をあまり使わない人におすすめな電力事業者です。基本料金が「0」であることで、仮住まいの場合や短期間で引越しする可能性があったり、大学生でキャンパスが変わったりする場合など長く住む予定がない場合などに効果的です。途中解約も「0円」ですので、違う新電力への取り換えも気軽に行えます。
価格比較サイトなどでも必ず登場してくるエルピオでんき。超格安での電力サービスの提供を目指して電気使用料金をかなり低価格に設定している。
>>J:COM電力
オール電化にも対応した電力プランが用意されているのがケーブルテレビでおなじみのJ:COMが提供する電力です。全国にあるサポートセンターで対応も手厚いため、J:COMの利用者にはお勧めの新電力。ネットやTVとのまとめての割引もあり。
電力比較サイトで最適プランを探す
いろいろな電力会社を見てきてもなかなか理解できないという方は簡単一括検索を利用してみるのも良いでしょう。
>>電気料金プランを比較して電気代を今よりお安く!【電気チョイス】
電力会社の料金プランは沢山あっていろいろ比較しても自分に合ったものが見つけにくいという方は、こちらの【電気チョイス】を利用するのが良いでしょう。連絡先や現在の住所などを入力して電話予約をしておくことで専門スタッフが電話にて詳しくヒアリングを行い最適の料金プランを提示してくれます。
エネチェンジでは、お住まいの地域と世帯人数、現在契約中のプランと電気料金を入力するだけで簡単に新電力の料金比較が可能です。このサイトでは、電気料金だけなく、都市ガス、LPガスなどの比較も行えます。気軽に現在の価格との比較を行いたい場合はこちらをお勧めします。その場ですぐに節約できる料金が分かるので、是非チャレンジしてみてください。
法人専用の電気料金比較サイト
>>法人用・特別高圧・高圧専門サイト!電気料金比較・一括見積もりは「スイッチビズ」
高圧の契約がある法人も新電力に切り替えることで大きなメリットがあります。スイッチビスでは、高圧の電気料金を比較します。過去の切り替え実績による削減量やCO2の削減量なども見ることができます。
電気代の節約を優先するなら定期的な見直しも必要
新電力になってから電気料金は自由化となっています。先にも述べた通り電気代は電力の需給状況により定期的に見直される場合があります。新電力で契約したときにはキャンペーンなどもあり割安だったけれども何年か使ってみたらいつの間にか電気料金が高くなっていたという事もあります。新電力にした場合定期的な見直しも必要になってくるかもしれません。