木曜日 , 10月 30 2025

SUBARUプレスカンファレンス パフォーマンスとアドベンチャーを牽引する次世代戦略【JMS2025】

スバルのコア・コンピタンスは「人」への想いと「安心と楽しさ」

100年以上にわたり、人を中心とした物づくりの思想を貫き、走りや機能、そして安全性能を追求し続けてきたスバル。スバルは、変化し続ける時代の中でもニーズを先取りした商品を提供し、常にお客様の人生に寄り添ってきたと自負しています。

その根幹にあるのは、培ってきたDNAや車づくりの姿勢、基盤技術、そして「安心と楽しさ」の価値軸であり、これらは今後も決してぶれることはありません。

自動車業界が大きな転換点を迎える中で、スバルは「ブランド」こそが誰にも真似できない強みであると強調します。このブランドは単なるネームバリューではなく、ファンとの深い絆を意味しており、ファンによって作られ、育まれてきたものです。スバルは、商品を起点にした「笑顔のスパイラル」を未来に向けてさらに強め、ブランドを際立たせていくとしています。

ブランドを際立てる二つの象徴的シーン:パフォーマンスとアドベンチャー

スバルが今後注力し、盛り上げていくとするのが、「パフォーマンスシーン」「アドベンチャーシーン」の二つの象徴的な価値軸です。この二つのシーンは、多くの共感と笑顔を生み出す舞台であり、同時にファンによって車を鍛え上げてきた場所でもあります。

1. パフォーマンスシーン:STIコンセプトが体現する「走る楽しさ」の原点

スバルの原点ともいえる「走る楽しさ、操る楽しさ」を全身で表現しているのが、今回公開されたパフォーマンスA/Bの「STIコンセプト」です。

スバルが目指すのは普遍的な価値であり、具体的には以下の要素が挙げられます:

• ストレスなく運転に集中できる人中心のパッケージ

• 安全な走りや機能を可能にする低重心設計

• 造形と空力が織りなすワクワクするデザイン

パフォーマンスシーンをリードするSTIは、モータースポーツを牽引し、車の憧れを牽引する存在として、グローバルでますます魅力が高められるとしています。

2. アドベンチャーシーン:ウィルダネスとEV「トレールシーカー」が拓く新境地

現在、大自然の素晴らしさを楽しむ体験は盛り上がりを見せています。スバルは、アドベンチャーシーンをリードする特別な存在として「ウィルダネス(WILDERNESS)」を提案しています。

フォレスターやアウトバックに設定されているウィルダネスは、アドベンチャーの先駆者である北米で、ファンと共に磨かれてきた価値です。今後は北米だけでなく、グローバルに展開を広げることが検討されています。ウィルダネスは、多彩な用品やアクティビティツールと組み合わせることで、「車単体以上の楽しいアクティブライフ」を提案します。

【ELECTRICLIFE注目】本格SUVバッテリーEV「トレールシーカー」

特に注目すべきは、アドベンチャーシーンの拡張を担う新コンセプトカー「トレールシーカー(TRAIL SEEKER)」です。

トレールシーカーは、トヨタ自動車と共同開発された国内初お披露目の「本格SUVバッテリーEV(電気自動車)」です。これは、電気の力によって楽しさを拡張する、新たなアウトドア体験を提案する存在であり、電動化時代におけるスバルのアドベンチャー哲学を体現しています。

時を超えて絆を生むブランドの力:レオーネから始まるストーリー

スバルが持つブランドの力は、過去の象徴的なモデルにも見ることができます。

初代レガシィよりも古く、スバルの原点とも言える「レオーネ」は、時を経てアメリカでクールな存在としてリスペクトされ続けています。モーターポーツチームによる創造的なアップデートが融合し、新たな熱狂と共感が広がったその象徴が「ファミリーハックスター」です。

スバルは、自らが作った商品が起点となり、人々の心がエモーショナルに動き、過去と現在、日本と世界が繋がって新たな価値が生まれること、これこそがブランドであると定義しています。

安心安全を土台にファンとの絆を強めるスバルの未来

スバルは、安心安全の基盤技術を土台にしつつ、パフォーマンスシーンとアドベンチャーシーンの楽しさを盛り上げることで、ファンとの絆や共感を強め、ブランドをさらに際立たせていく方針です。

特に電動化時代を見据えた本格SUVバッテリーEV「トレールシーカー」の登場は、スバルの得意とするアウトドア・アドベンチャー領域において、「電気の力で楽しさを拡張する」という大きな可能性を示唆しています。

関連リンク

スバル(JAPAN MOBILITY SHOW 2025 特設サイト)

About Electric Manager

大学時代に電子工学を専攻し、電気自動車やソーラーカーの研究を行う。 電気工事士の資格も持ち、自動車メーカーでの電気自動車関連の仕事や電力会社での電気工事、その後は充電スタンドV2Hの営業など弱電から強電まで広いエリアを専門としています。

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