編集部で使うEV選び、2台目は誰もが憧れる日本のブランド「LEXUS」。
今回も粕谷自動車さんのおかげで、試乗させていただくこととなりました。いつも本当にありがとうございます。
今回は編集部のメンバー3人でLEXUS所沢店に伺いました。スタッフさん素晴らしい対応の下、試乗前にいろいろと教えていただきます。LEXUSのEVは今の所UX300eのみなので、これを用意していただきました。LEXUSのエントリーモデルのコンパクトクロスオーバーであるUX250hやUX200のシャーシをとほぼ同じ車両になります。
しかしそれはLEXUSの流れをしっかり組んだものであるということ。内装など細かいところをみればそれは高品質。試乗車はカラーがマダーレッド、インテリアのカラーはオーカーというちょっとLouis Vuitton的なブラウン。やっぱり作りは非常にいいですね。
後部座席用のエアコン吹き出し口もあり、その下にはUSBポートもついています。こちらはUSB Type-Aがついていて充電などに利用できます。
充電ポートはガソリン車のタンク部分が充電ポートになっていますが、UX300eの場合、進行方向で左側にチャデモ対応の急速充電器ポート、右側が家庭用200V/100Vの通常充電ポートがついています。ほとんどの国産EVガ両方とも搭載しているのですが、大抵の場合同じ場所にありますが、これは左右に分かれています。これが今後使いやすいのかどうか。
さあ、試乗出発です。LEXUSの場合、ワンペダルドライブにはならず、HV車やガソリン車同様にクリープ現象が起こるようになっています。そのため、ガソリン車からの乗り換えで走行や車内の機能で気をつけることは殆どなく、そのままEVへと移行できるというメリットがあります。
そしてなによりLEXUSのコンシェルジュはEVでもしっかり利用できるため、操作方法やカーナビの目的地セットなども、レクサスオーナーズデスクにつないでがリモートで操作してくれます。自動車の使い方やEVの充電方法、美味しいお店までなんでも教えてくれるサービスです。EVの充電ステーション案内やその操作方法など、ガソリン車と違ったカーライフもコンシェルジュのおかげで不安なく利用できるでしょう。
EV特有の爆発的な加速とまでは行かないまでも、モーターらしい加速と静かさ、そして車体の安定性などがあります。
EVはガソリンを使わずに電気の力だけで走るということで、海外などのEVベンチャーは完全に車体の設計段階からEVとしての特徴を出していますが、LEXUSはあくまでガソリン車だった車体で、電気も快適な走行環境のための1つの選択肢という考えかタなのでしょう。
トランクルームは底を開けると充電ケーブルやパンク修理などのキットが収納できるようになっており、100Vの電源コンセントもついていて、家庭同様1500Wまで取れるため、IH、ドライヤー、電子レンジ、冷蔵庫など家にある大電流をようするような家電品でも問題なく動作します。
電池容量は54.4kWhという大容量です。これにリーフなどにはついていない冷却機構がついているため、バッテリーを温度コントロールすることで、バッテリー寿命を延ばしたり、充電性能を高める効果があります。
一般家庭で家族四人が消費する電力量が1年平均で15kWh程度なので、キャンプなどで利用したとしても数日分の電力を確保しているということになります。これは災害時にも嬉しい設定です。
1回充電での航続距離が思ったほど伸びず、カタログ値で、367kmで、実際は280km前後ということになります。
ただ、遠方に出かけるとしても、すでにチャデモ急速充電器はサービスエリアにはどこにでもあるし、、、。
最近ではコンビニにもつきましたね。
LEXUSファンなら今のところこの一台という選択になります。当初発売した際には150台限定で発売し一瞬で売り切れ、現在も4〜5ヶ月ほど待つような形だそうです。
世界的な半導体不足などが相変わらず影響しているようですが、一方でEVの生産はどこの会社もまだ本格化していないですね。
今回は埼玉県所沢市のレクサスにお邪魔しましたが、店内やオーナーラウンジ、商談ブースやトイレもものすごく清潔に保たれ、店員の皆さんもさすがレクサスといったワンランク上の対応といった感じでした。
さすがに会社の車をレクサスにはできないよねぇ・・・・