外に設置されたV2H充放電設備の経年劣化を防ぐ!
電気自動車(EV)への充電とEVから自宅に電力を戻すV2H(Vechicle to Home:車から家へ)機能を搭載したV2H充放電設備は、EVをモビリティとしてだけでなく蓄電池としても利用できる画期的な住宅用設備です。オフピークに充電し、ピーク時に放電するなど日常的な電力の有効利用だけでなく、災害時利用としても注目されています。
このV2H充放電設備は、ニチコン製がシェアNO.1となっていて、ここ数年は災害での活躍も期待されることから国の補助金を使って設置が可能であるため、普及が広まっています。
EVユーザーの要望により誕生したV2Hカバー
このV2H充放電器を毎日使っているユーザーからは、本体についている充電・放電・コネクタロックなどのボタンが並ぶパネル部分がプラスチックでできているため、日光や風塵、雨水などによる経年劣化を懸念する声があがっていました。また長い充電ケーブルも雨ざらしになったり、強い日光などでこちらもケーブルの劣化が懸念されます。
そのような声にこたえるため、エレクトリックライフ編集部では、毎日V2H充放電設備を使う1ユーザーとして、その使い勝手を邪魔しないようなV2Hカバーの開発を行い、何度も試作を重ねて、ついにV2H充放電器を保護するカバーを誕生させました。
カバーを付けたままでも充電ケーブルがとりやすく設計されていて、ボタンが並ぶパネル部分も簡単に開閉できるようになっています。
V2H本体内部を冷却するために、充電ケーブル横には吸気口がありますが、吸気を邪魔しないようにアクリルプレートをマグネットで装着できるようになっています。
EV パワーカバーの詳細
このV2H充放電器の正式名称は「EVパワーカバー for V2H」でカバーとマグネットカバーフェンス(アクリル製)のセットで販売されています。価格は12800円(税別)となっていて、エレクトリックライフのオンラインストアのみで販売されています。
- 製品名 EV POWER COVER FOR V2H
- 型 式 EL-NCV2H001
- 材 質 ポリエステル100% 裏地シルバー加工(カバーフェンスはアクリル製)
- 価 格 14,080円(税抜価格12,800円)
- 製造元 エレクトリックライフ事務局
【対応メーカーと型番】
- ニチコン製V2H(nichicon)
- VCG-666CN7
- VCG-663CN7
- VCG-663CN3
- デンソー製V2H(DENSO)
- DNEVC-D6075
高価なV2H充放電設備を長期間使えるように!
V2H充放電設備は、性能や設置工事の内容によって価格はまちまちですが、本体と工事費合わせて100万円~200万円ほどの費用になります。現在、時期にもよりますが、設置や本体代金に国の補助金を利用できる場合もあるため、個人宅にも普及していますが、これだけ高価なものであれば、設置後の経年劣化をなるべく抑えたいものです。すでに対応のV2H充放電設備を設置済みの方にはマストアイテムです。
より詳しくは公式オンラインサイトをご覧ください。
▼EVパワーカバーfor V2H の特徴
https://store.electriclife.jp/evpowercover/