金曜日 , 5月 27 2022

夏より冬の電気代が高くなるのはなぜ?

昔より夏が暑くなっているのに冬のほうが電気代が高い!

日本の夏は昔に比べて「猛暑日」と呼ばれるような35℃を超える日が多くなってきています。2021年3月現在までで、日本の観測史上における最高気温は、41.1℃で、2018年の埼玉県熊谷市と2020年の静岡県浜松市での記録が残っています。

このような猛暑が続けば、当然自宅や施設などでのエアコンの使用量は増え、電力の利用量も非常に多くなります。クーラーの温度もいつもより低めに設定すれば、更に電気の使用量が増えます。

今後更に便利なものが出てくると、従来電気を使っていなかったのに、電化されるものも多くなり、また電気自動車などが普及してくると大容量のバッテリーに電力を供給するのに自宅の電気使用量は確実に上がってきます。

夏場と比較して冬の電気代が高くなる理由

夏は暑さ対策、冬は寒さ対策として家電品の使用頻度が非常に高くなるのですが、冬の方が圧倒的に高くなってしまうのはなぜでしょうか。

理由その1:冬は日照時間が短い

日照時間が短いと家にいる時間が長くなり、同時に電気の量は増えます。単純に考えても暗くなれば、外出時間も減り、室内が暗くなるのも早くなるので、灯りをつけます。また、家族が多くなればなるほど、別の部屋で生活している場合も多く、その場合更にそれぞれの部屋で電気を使う時間も長くなるため、電気の使用量があがり、電気代に大きく影響します。

冬の方が電気代が高い エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

理由その2:冬の方が外気との温度差が大きい

冬は夏に比べて外気温と室内の温度差が非常に高くなるのも長時間電気製品を使ってしまう理由になります。例えば夏、外気温が35℃になっていた場合、室内の温度は25℃くらいになると快適になります。夏は夜になると外気温が下がってくるため、ある程度クーラーなどで部屋が冷えてくると、外気温との差は更に縮まり、空調のために使う夜間の電力が少なくなります。

一方、冬の外気温は0℃や氷点下などになり、人が快適に暮らせる20℃程度の温度にするにはかなりのエネルギーが必要になります。更に夜になればなるほど気温が下がり、暖房が使うエネルギー量も更に増えてきます。

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理由その3:暖房器具や熱を使う家電の利用頻度が多い

夏場は主にクーラーと扇風機などになりますが、冬場は部屋や人の体を温めるために非常に多くの暖房器具を使います。エアコンの暖房だけなら良いのですが、ホットカーペットやこたつ、布団乾燥機や電気毛布、温風ヒーター、トイレの便座など冬の暖房器具は種類も多く、一般家庭にも何種類かあるのではないでしょうか。そしてこれらは意外と必要以上に電気を使ってしまっている場合も多くあります。

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また、冬場は料理も暖かいものを食べる場合も多く、その分電気ポットでお湯を沸かしたり、IHでの加熱や電子レンジの利用など消費電力の高い電気製品の利用が増えてきます。

食器を洗う場合にもお湯を使う場合も多くなり、お風呂などの保温にもエネルギーを使います。オール電化などになっている場合は深夜電力などで沸かしたお湯を保温するためにも電力を使います。

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洗濯なども夏に比べて衣類の量も多く、洗濯回数も増えるので電力を多く使う事になります。最近では浴室乾燥機などを利用している人も増えているかもしれません。

IoT化やEV、便利な電化がもたらす更なる使用量増加

当サイトでも推進している自動車のEV(電気自動車)化は、蒸気機関がガソリンなどの代替エネルギーになっていったように、近く必ず自動車のエネルギー規制も含めて行われていくでしょう。

冬の方が電気代が高い エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP 水力発電

そして、それに向け、EV生産のカーボンニュートラル体制と再生可能エネルギーの導入が過去にないほどのスピードで行われています。コロナ禍において、これら新エネルギーによる発電所の建設も、半導体部品や建築部材の不足や高騰のため、足踏みしている状況もありますが、ロシア危機などもあり、新エネルギーの確保は急務で、計画をより前倒しで進めなければなりません。

我々にできることは上手な電気の使い方

我々が今日からできる電気の上手な活用は「節電」につきます。ピーク時と呼ばれる17時~23時の電気の使用量を減らし、人の動きも効率化していく事が重要です。人が居ない部屋に電気がついていないか?使わない部屋を暖めていないか?こたつとホットカーペットを同時につかっていないか?などまずは節約です。

具体的にできる節約

最も簡単な事は人の動き方を変えることです。電気を利用する時間にはなるべく家族で同時に利用できるようにして、それぞれが電力を使う時間はピークを避けて利用したり、計画的に電気を利用することです。また部屋の断熱効果を高める第一歩として、扉の開閉時にしっかり扉を閉めたり、開けっ放しにする時間を極力小さくするなども効果的です。

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更に冷暖房の利用方法なども、サーキュレーターを併用することにより、部屋の温度を調整する時間を短縮したり、空気の流れを変えることで効率化が可能になります。

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これら2点を行うだけでも、随分電気料金が変わってきますが、欲を言えばやはり「見える化」も大事になってきます。現在使用している電気量を数値で分かるようにしておくと、自分たちも気を付けて電気を使うようになります。これらはHEMS(ヘムス)と呼ばれる自宅の電力を計測し効率よくコントロールする仕組みなどとして用意されていますので、今後やってくる大電力時代に備えて先行して導入を検討することで、将来の電力使用量を大幅に削減することに寄与できるでしょう。

いずれにせよ、冬の電気使用量については、電力の自給が難しい状況の現在の日本では死活問題となってきています。

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