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新型軽EV登場で見直される中古型落ちリーフ

軽の電気自動車でEVへの関心高まる

待望の新型軽EVとして人気を集めているのが日産「サクラ」と三菱eKクロスEVです。日産と三菱の共同開発により誕生した日本でも人気の軽自動車クラスの電気自動車(EV)です。日産サクラは販売開始2か月で約22,000台受注を受け既に納車を開始しました。三菱eKクロスEVについては約5,400台と順調に受注を伸ばしています。

ekクロスEV ELECTRICLIFE.JP エクレトリックライフ

軽自動車と言えば、狭い道路の多い日本で、維持費や導入費用の安さなどもあって人気の車となっていますが、付加価値が高くなっている軽電気自動車は通常の軽自動車と比べてしまうと初期費用が高く見えてしまいます。実際両車種とも乗り出しまでに300万円程度かかりますが、現在CEV補助金などで55万円もの補助があるため、購入をきめる人も増えています。

電気自動車への理解が深まる

このように比較的高額に見えてしまうEVへの購入が進んでいるのは、クリーンエネルギーへの理解や新しいモビリティとしての可能性、自宅の蓄電池としての利用などその付加価値への理解が進んでいることがあります。

軽EVとの比較で浮上する中古車

とは言え300万円というのは高額です。クリーンエネルギー車としての付加価値を理解したとしても価格が高くては中々手が出せないものです。そこで今問い合わせが増えているのが、中古の電気自動車です。特に日産リーフの1つ前のモデル(ZE0型)に注目が集まっています。

日産リーフの初期モデルは2010年~2018年まで生産されていて、2016年~2018年式あたりでは中古車市場でも走行距離が比較的少ないものを多く見つけられます。

軽EVと中古リーフを比較すると

同じ日産の軽EVサクラと中古リーフを比較するとスペック的にどのようになるでしょうか。

日産サクラは20kWhの電池を搭載して、満充電当たり180km(WLTCモード)の航続距離となっています。実際エアコンを使った実用使いを考えると120km~140km程度になるでしょう。

一世代前の日産リーフは30kWhと24kWhの2種類が用意されていて、カタログ値であるJC08モード(WLTCよりも更にあてにならない電費性能)において280kmとなっていますが、こちらも実用使いにおいては150~170km前後となります。

EVとしての電費性能では日産サクラの方が高い性能を示していますが、電力量としては30kWhとサクラよりも容量が大きくなっています。電気を自宅に戻すという観点で考えるとこちらの方が搭載バッテリ容量が大きいため、長時間給電できることになり、中古車市場で価格も100~200万円以内で購入できることから人気を集めています。

Nissan LEAF
V2H対応の先代リーフ

中古で購入したEVの自動車税はどうなるか?

サクラや日産リーフなどEVを新車で購入すると大幅な優遇税制が用意されているため、ガソリンの軽自動車より税金は安くなります。重量税なども免税だったり、割引が効いたりしますが、中古ではどうでしょうか。

電気自動車にはそもそもエンジンがついていないため排気量という考え方はありません。そのため、税金は全て1000CC以下のものと同じになります。同クラスのガソリン車と比べれば安く維持できることになります。

中古電気自動車を買う場合に注意したい事

やはり一番注意したいのが「電池」の状態です。満充電での走行距離は、速度パネルなどに表示することができますので、購入の際には電池の状態がどのような状態かを把握しておく必要があります。中古車ディーラーをまわる際には事前に100%充電状態での走行距離を見たいという事を事前に話しておくと良いでしょう。30kWhの中古リーフなら航続距離メーターの表示が最低でも140㎞くらいは欲しいところです。

 

このように中古リーフが注目を集めていて、問い合わせが多くなっているだけでなく、実際に日々中古車サイトから車両が消えていっています。その為、現在ではネット上に公開される前の中古車情報を探すサービスなども誕生しているため、より良い中古車を事前に探したい場合には以下のようなサービスを利用するのが良いでしょう。

>>ガリバーの中古車在庫情報問い合わせサービス

>>【ズバット車販売】中古者無料お探しサービスプログラム。

軽EVの登場により、間違いなく電気自動車への意識が高まりを見せています。中古の電気自動車も品薄になり価格が高騰するような状況が発生しています。2022年7月下旬で、国産電気自動車の殆どが年明けの納車となってしまっています。これでは補助金も間に合わない可能性が高いため、今後補助金をあてにするなら海外メーカーの電気自動車を選択したり、別の付加価値を見て、電力ひっ迫に備えるため蓄電池としての役割を重視してEVを購入したいと考える人にとってはV2H対応の中古車なども選択肢に入ってくるでしょう。

V2H 充放電器 エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP
V2H充放電器(ニチコン製)はCHAdeMO規格

2023年には中国製EVも発売を開始し、新しいEVも登場することが予想されるため、まずは今年度補助額の大きいV2Hの工事を完了し、それまでのつなぎのEVとして中古リーフは注目を集めているようです。

【V2H】ご相談・お見積り・シミュレーション無料

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