木曜日 , 10月 30 2025

JAPAN MOBILITY SHOW2025に行こう!

今年のテーマは「ワクワクする未来を探しに行こう!」

いよいよ2025年10月30日(木)からジャパンモビリティーショー2025(Japan Mobility Show 2025:JMS2025と略して紹介する場合があります)が東京ビックサイトで一般公開されます。2019年まで「東京モーターショー」という名称で親しまれていた2年に一度の祭典は、コロナ後の2023年からJAPAN MOBIRITY SHOWと改名され自動車からモビリティ全般への変革を遂げています。

今年のテーマは「ワクワクする未来を探しに行こう」です。さあ、どんな未来にであえるのか楽しみです。

10月29日にプレス公開

プレス公開が29日(水)行われたため、ELECTRICLIFE事務局が行ってまいりました。

30日は、特別招待、31日からは一般公開されるため、一般公開を楽しむための超スーパーガイドは30日に公開しますが、まずは今年のJMSがどういったものになっているか、ELECTRICLIFE独自目線でお伝えします。

JMS2025は車好きとか関係なく、誰が行っても楽しめるイベントになっています。そして、今の日本の状況を色濃く象徴したイベントにもなっているため、それを知るためにも是非とも大勢の人に行ってもらいたい2025年のモビリティショーです。

ついにモビリティの本質が明らかに。モーターショーからモビリティーショーになった理由がわかるJMS2025

全部を見通してみて、未来志向と現状維持が色濃く分かれていきそうな分岐点となりそうだと感じるJapan Mobility Show2025。それは、会場レイアウトにも表れていると感じます。

もっと簡単に言ってしまうと、南館は旧来のモーターショー。東館は未来志向のモビリティーショー。西館はその両方を支えるテクノロージーとさらに未来を見据えるベンチャーの集まり。といった感じで分かれていると言えます。

南館に集まる主力自動車メーカーとキッズ体験エリア

まず、南館から話をしなければなりません。南館には世界の名だたる自動車メーカーが軒を連ねています。南館の1F、ここには世界一の自動車メーカーTOYOTAとそのグループ企業のエリアになっています。南館といえば、ビックサイトの中では一番遠いエリア。TOYOTAを見ずにはモーターショー、いやモビリティーショーは終われませんので、一番奥でも問題ありません。

TOYOTAは全てのエリアに出店があるため、本体がここにあるというべきかもしれません。

今回の南館にある国産メーカーで最もリアルな関心を集めていたのは、やはりNISSANのリーフでしょう。量産EVとして最も日本人にのられている国産EVであり、JMS2025に近い段階で、チャレンジングなデザインのリーフのフルモデルチェンジを発表し、その実機が展示され、2026年には納車が開始されます。

南館には、このほかにもレクサス、ダイハツ、三菱が国産メーカーとして軒を並べ、BMW、MINIなども展示されています。

LEXUSのコンセプトカー

子どもたちの体験エリア(南館)

JMSにファミリーで行く楽しみの1つがキッザニアとのコラボで行われる体験ゾーン。2023年開催の時も大人気で、整理券をゲットできなかった子どもたちも沢山いたに違いありません。このコーナーが益々パワーアップして2025年も登場しています。

実は今回のJMSからは子供への体験ゾーンはここだけでは、ありません。その内容は別記事でお伝えしますが、もっと本格的な自動車整備体験ができるゾーンがあります。

また、人気のトミカコーナーも2023年同様に用意されています。Japan Mobility Show限定のトミカはすぐに売り切れてしまいますので、トミカ狙いの人は、事前にどれを購入するか決めて早めにこのブースを訪れましょう。

※早くもメルカリなどに高額で出品がありますが、近年これらのトミカは値上がりしない傾向にあるので、必要な分だけ購入して大切に使いましょう。

未来志向だけど近未来な東館

東館はモビリティーショーの花形の場所と行っても良いと思います。コンセプトカーだけでなく、1~2年くらいで発売されそうな近未来のモビリティも多く飾られています。日本の大手自動車メーカーで言えば、ホンダ、スバル、スズキなどがこちらに展示されていて、FUSOやISUZUなど大型車のメーカーも展示されています。

特にホンダについては、自社開発のジェット機からロケットなど、その幅の広さは、今回の出店の中でも最も優れていました。そして何より、これらがコンセプトではなく、実用化やそれに向けてテストが行われている、まさにリアルなことであるというのが重要です。

そして、未来の提案が最もユニークだったのがスズキ(SUZUKI)です。特に大きな携帯電話を横に倒して、巨大なMobilityで運搬するというアイデアは斬新で、見ている人それぞれに「一体なんなのか?」を考えさせられる未来のモビリティにふさわしいものでした。

東館の中で、現実的な新車を続々とリリースしてる印象があるのが、海外勢です。メルセデスベンツ、BYDやHYUNDAIなどアジアの自動車メーカーが実際に発売予定となっている車両を展示し、注目を集めています。

特にグローバルでは人気の現代自動車グループの「KIA」は2026年に日本市場に初上陸しますが、その際に投入するのが、日本国内ではまだどのメーカーもやっていない完全電気自動車のワンボックスタイプの車両です。ファミリー層には、TOYOTAのノアやアルファード、三菱のデリカ、NISSANならエルグランドのワンボックスカーが人気であるため、そのジャンルをEVで挑戦すると言います。

新しいモビリティにチャレンジする振興勢力

自動運転モビリティが沢山展示されているJMSでは、家電メーカーや全く違った分野からのモビリティ出店も多くみられます。中でも家電メーカー「シャープ」の展示する車両は、まさにモビリティ時代に電動化になったからこそ実現できる、今回のショーを象徴する出展と言っても過言ではない、これからの時代の新しいコンセプトを体験できます。ここは是非見てほしいブースです。

テクノロジーが詰まった西館

南館、東館にある大手メーカーを支えるのが、大学や研究機関、中小企業やベンチャーが集まる西館です。このエリアは、部品メーカーなどが集まっていて、その内容はかなりマニアックです。しかし、西館の1Fでは、体験ブースもたくさん用意されていて、モビリティの市場や空間没入体験など様々な学びがある楽しいエリアにもなっています。

日本のベンチャーや老舗企業がリリースするモビリティも注目です。

特に日本の社会問題にもなっている高齢者による危険運転やそれに伴い早期免許返上による不便な生活などを解決する取り組みは既に始まっていて、免許が不要で移動を助けるモビリティの選択肢として、2026年から発売されてくる新しいモビリティにも注目です。

便利な都心部では交通手段が沢山あるものの、地方部では高齢者が運転できなくなると、生活ができなくなるという問題もあります。これらを解決するために情熱を注ぐ日本の中小企業も沢山展示しています。

様々なご当地グルメがたのしめるJMSグルメストリート

そしてJMSの楽しみの1つが、グルメストリート。各館の場所にフードトラックが沢山出展されています。場所によってメニューがすべて違いますので、当日配布されているストアラインナップのチラシをゲットするか、以下の画像を見て場所を確認しましょう。全店舗キャッシュレス・現金のどちらも利用可能です。

別の記事では、ビジネス、ファミリー別にジャパンモビリティショー2025の上手な、効率的な回り方をお伝えします。

まずは、以下のPDFマップは必需品です。必ずダウンロードしていつでも開けるようにしておきましょう。

>>ジャパンモビリティーショー会場MAP

 自動車好きのイベントから、未来のモビリティや移動体験、未来の生活を楽しみながら沢山のご当地グルメで舌鼓。丸々1日、たのしいだけじゃない、多くの学びがあるJMS2025に家族や友人とでかけよう!

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About Electric Manager

大学時代に電子工学を専攻し、電気自動車やソーラーカーの研究を行う。 電気工事士の資格も持ち、自動車メーカーでの電気自動車関連の仕事や電力会社での電気工事、その後は充電スタンドV2Hの営業など弱電から強電まで広いエリアを専門としています。

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