NBA JAPAN GAMESが3年ぶりに開催!
日本で3年ぶりとなるNBAのオープン戦が、さいたまスーパーアリーナにて開催されました。今回は、昨年NBAシーズンの覇者であり、プレイオフでも優勝を飾ったNBAのスーパースター軍団「ゴールデンステイトウォーリアーズ」と、日本人ではじめてドラフト指名を受けてのNBA入りを果たした八村塁が所属する「ワシントンウィザーズ」という、どちらもNBA屈指の選手が集まるチーム同士の対戦となりました。
今回のJAPAN GAMEは9月30日(金)と10月2日(日)の2日間開催され、10月1日(土)にはファンイベント「Saturday Night(サタデーナイト)」も解されるという3日間にわたってのNBA上陸イベントになりました。
日産がNBA JAPAN GAMES 2022のタイトルパートナーに
このNBAファンにはたまらない好カードのタイトルパートナーに日産自動車株式会社がなったと、開催のおよそ2ヶ月前の8月9日に発表がありました。日産といえば、5月20日に発表した日産初の軽電気自動車(軽EV)「サクラ」の販売が好調で、まさに今、自動車業界変革期に電気自動車(EV)や自動運転技術を実用レベルのものにして販売している注目の自動車メーカーです。日産としてどんな演出が用意されているかも楽しみの1つとなっていました。
会場のあちこちで2020年に刷新されたNISSANロゴを目にすることができました。
会場のさいたまスーパーアリーナでは、開場前から沢山のファンが集まり、先行して開設されていたNBA JAPAN GAMESのグッズショップに長蛇の列ができていました。グッズ購入までに1時間以上ならぶほどで、人気グッズはあっという間に売り切れとなっていました。
EVならではの演出!
JAPAN GAME2日目には、サタデーナイトと呼ばれるファンイベントが行われました。ここで行われたNISSANプレゼンツ「ダンクコンテスト」では、世界で活躍するダンクシューターが集まり、その技を披露して会場を盛り上げました。最後のダンカー「B・ラフ」が数本のダンクを決めた後、日産アリアをコート内に呼び込むパフォーマンスを見せ、なんとコート上にアリアが登場しました。
そして、最後のダンクはこの日産アリアを飛び越えてのダンク!
NBA選手たちも驚きのダンクを見せ会場は大歓声に包まれました。完全電気自動車である日産アリアは排気ガスが一切出ないため、後方にマフラーがついていません。こういった屋内でのイベントでも空気を汚さずに登場できるのはEVならではです。
3ポイントコンテストに「スプラッシュブラザーズ」登場
ダンクコンテストの後にはシュート対決や3ポイント対決などが行われ、NBAのスーパースターの技術に会場はすっかり魅了されていました。特に3ポイントコンテストでは、NBAのスーパースターであるステフィン・カリー選手とクレイ・トンプソン選手が同じチームで参加するという夢の競演が実現しました。
この2選手の3ポイントは、リングに当たることなく水しぶきを上げるようにゴールに決まる事から「スプラッシュ・ブラザーズ」と呼ばれています。ゲームはもちろん圧倒的点差で優勝を勝ち取りました。
まさかの自動運転がNBAのコートに登場!
日産のパフォーマンスはまだ続きます。バスケットボールは試合中フロアに落ちた汗などを踏んで選手が滑ってけがをしないように何度も「モップ」が入りフロアを綺麗にしています。そのモップ掛けとダンスを融合させたパフォーマンスに驚きが隠されていました。
パフォーマンス中、ダンサーが持っていたモップが自動でモップ掛けを始めたのです。モップにはNISSANのロゴが入っていて、会場のビジョンには日産アリアの映像が映し出され、日産の自動運転技術「プロパイロット2.0」のPRが行われました。
NBAスター選手の目の前で行われたこのパフォーマンスは、選手たちの目にどのように映ったでしょうか。数年後NBAのフロアをNISSANの自動運転モップが走る日が来るかもしれません。
3日間のNBAイベントでEVが知られたか?
日本でのNBAプレシーズンマッチの開催は3年ぶりで、今回は過去最高と言ってよいくらいの好カードが組まれ、多くのスター選手が来日しました。連日2万人が訪れコートに注目が集まるNBAイベントにタイトルパートナーとして参加したことはかなりのインパクトがあると言えます。フロアになじむアカツキサンライズカッパーのアリアや、会場を驚かせた自動運転モップは日産の今後を印象付けることになったと感じます。
一方で、これだけのビックイベントを他のメディアで思ったほど取り上げられなかった事は、広告効果という面では限定的になってしまったかもしれません。