水曜日 , 2月 8 2023

今年の冬はポイ活と合わせて「節電」も!

電力高騰の冬、知らぬ間に電気代が家計を圧迫。

現在日本の電力事情は需給が不安定な状況にあります。日本は電力を作るために、原油や石炭、LNGなど化石燃料に頼っていて、それら殆どが輸入によるものであるため、世界情勢が不安定な現在、その供給が安定的に確保できていない状況にあります。そのため燃料価格は高騰していて、それが電気代を直撃しています。

契約上の電気代は変わっていないものの、電気代には「燃料調整」というものがあり、これが高騰しています。

電力ひっ迫 電気代高騰 エネルギー エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

2023年1月の燃料調整費も値上げが確定

いよいよ寒い冬がやってきますが、この時期になれば石油などの燃料を使った暖房器具の他に、エアコンや電気ストーブなどのように電気を使用する家電品の稼働率も上がってきます。電気の使用量が増えれば、当然電気代が上がりますが、それとは別に「燃料調整費」というものが電気代には上乗せされてくるため、仮に先月と全く同じ電気量を使ったとしても、電気代の請求額は高くなっています。

電力ひっ迫 電気代高騰 エネルギー エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

では、昨年の今頃と比較するとその燃料調整費はどのようになっているかを比較してみましょう。東京電力管内の昨年2021年12月の燃料調整費は、-1.09円です。-(マイナス)がついていますので、基本となる1kWhあたりの電気料金が安くなっている状態でした。冬は電力需要が増加するのに、昨年はエネルギーの調達が安定していたため、このような状況でした。

しかし、2022年3月から、この燃料費が急激に上がり始めます。通常であれば、電力需要が少なくなってくる時期ですので、燃料調整費も更に安くなってきても良い時期なのですが、やはり資源国で発生した軍事侵攻は大きな影響を及ぼしています。

そして、2022年12月現在、11.92円の燃料調整費が1kWh使用する毎に加算されていきます。東京都環境局の調べでは4人家族の戸建てで利用する1ヶ月の平均電気量は436kWhとなっています。この数値で昨年との価格差を比べると、436kWh×(11.92+1.09=5,672円となり、何もしなくてもこれだけ値上げされています。あくまで平均値で計算しましたが、冬季はより電力を使って平均値を引き上げているわけですから、もっと支払っていることになります。

燃料調整費が最も高い中国電力管内

燃料調整費が最も高いエリアは中国電力管内で、2022年12月の燃料調整費は14.36円となっています。最も安いのが九州電力で7.69円です。なんと最安値エリアとは2倍程度の開きがあることが分かります。

電力ひっ迫 電気代高騰 エネルギー エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP
中国電力箭内発電所(山口県・柳井市)

2023年1月の燃料調整費は更に高騰する

2023年1月の燃料調整費は既に発表されていて、更に価格が上昇することが決定しています。以下の表は12月と1月の比較になっていますが、東京電力管内については、12.99円と、1.07円も燃料調整費が上がることになります。

電力ひっ迫 電気代高騰 エネルギー エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

燃料の原油などには補助金も投入されていて、税金を投入して価格調整を行ったとしても、消費者負担も増えてきています。この投入されている補助金は今後更に我々にのしかかってくるものとなるため、早い段階で抜本的な解決策への投資に切り替えてほしいところです。

今年の冬はポイ活だけでなく節電も!

ポイントが大好きな人が多い日本ではポイントを集める「ポイ活」が流行っています。スマートフォンを使っての決済や、アンケートに答えたり、ゲームをすることでポイントがたまるため、あらゆる方法で積極的にポイントを集める人が増えています。ためたポイントで買い物したりすることで家計の負担が少なくできるため取り組んでいる人が多いようですが、節電もそれに匹敵するほど家計を助けるものになります。

電力ひっ迫 電気代高騰 エネルギー エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

政府は節電情報を公開、手間なくできる方法も!

経済産業省は、節電を呼びかけると同時に「無理のない省エネ節約」情報を提供しています。例えば「電気をこまめに消しましょう」など、簡単な事でも相当意識しないとできない事は、なかなか効果を発揮しません。しかし、便座などの設定温度を低くしたり、室外機の周辺にモノを置かなかったり、冷蔵庫と壁の距離を適切な距離にするなど、1回設定すれば、その後はずっと省エネにつながるものも沢山あります。

電力ひっ迫 電気代高騰 エネルギー エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

>>無理のない省エネ節約(資源エネルギー庁)

しかし、節電は非常に地味な行動で、ポイントのように加算されていかないのでモチベーションが上がっていかないようです。そのような状況を打開するために、節電分をポイントにしていくポイントプログラムも政府が行っています。

節電のポイ活も!

すでに開始されている政府による節電プログラムでは、節電に対してポイントを付与する取り組みも始めています。スマートフォンで自宅の電気利用量をリアルタイムで確認し、政府からの節電要請に対応したり、無駄な電力消費を抑えてポイント獲得につなげていきます。

この取り組みは小売業者が用意したアプリにより確認が可能で、付与されるポイントの仕組みも業者によって多少変わってきています。それぞれ契約している電力小売業者のウェブサイトなどを確認すると良いでしょう。

獲得したポイントは、他社ポイントへの交換も可能であるため、節電による電気代の削減とポイント獲得というまさに一石二鳥の仕組みになっています。

電気・ガス価格激変緩和対策事業 エレクトリックライフ ELECTRICLIFE

この冬の電力供給量については、すでにひっ迫するとの予想がされています。ポイ活とからめて実益を得ながら節約も行うことで、結果電力需給への貢献につなげていきましょう。

関連リンク

 

About Electric Manager

Check Also

SUZUKI EV 電気自動車 ELECTRICLIFE エレクトリックライフ

スズキが2030年までに日本市場にEVを6車種投入

スズキが2030年までの成長戦略を発表。カーボンニュートラル化からEV戦略など、かなり具体的にその内容を発表しました。