2023年2回目の価格変更は少々の値上げ
テスラが今年2回目の価格改定を行い、現在日本市場で購入できるテスラモデル3とモデルYの価格を値上げしました。2023年1月に大幅な値下げを行った後、中国市場などでも値下げが行われており、在庫車、中古車ともに潤沢で、新車販売台数の不調が噂されている中、日本市場では必要なさそうなほどの少々の値上げが行われています。
モデル3RWDは価格据え置き
今回の価格改定で唯一価格改定がなかったのがモデル3のRWDスタンダードレンジ(SR)モデルです。デュアルモーターAWDのLR(ロングレンジ)とパフォーマンスについては、3万5千6百円の値上げを行いました。
- スタンダードレンジ(RWD)
536.9万円(価格据え置き) - ロングレンジ(AWD)
638.9万円 → 642.46万円(+3.56万円) - パフォーマンス(AWD)
714.9万円 → 718.46万円(+3.56万円)
モデルYは全車種値上げ
そしてモデルYについてはスタンダードレンジとパフォーマンス両車種をこちらも3万5千6百円の値上げを行いました。
- スタンダードレンジ(RWD)
579.9万円 → 583.46万円(+3.56万円) - パフォーマンス(AWD)
750.9万円 → 754.46万円(+3.56万円)
モデル3スタンダードレンジ以外は全て同価格で、しかも百円単位で値上げされていることから、何かオプションパーツが標準で搭載されるようになるのではないかとの憶測を呼んでいます。価格帯的にはテスラの公式ショップでも手に入りやすくなっているモバイルコネクタが4万7百円と近い価格帯になっていますが、日産リーフなどでは標準付属していた充電用ケーブルがオプションになった経緯もありその真偽は定かではありません。
しかしながら、従来の内燃機関車と違う電気自動車については、今後標準搭載されるべきものの議論も始まっていて、100/200V対応の電源ケーブルについては緊急用にも必要なものの1つになってくる可能性もあります。
値上げの必要があったのかわからない微妙な値上げは、SNSなどでどのような印象を受けるのかステルスマーケティング的な意味合いも含んでいるのかもしれません。