ボルボやシトロエンなど海外勢が補助対象車両へ追加
2022年3月ごろから申請が始まる令和3年度補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金(CEV補助金)」の補助対象車両や設備は新しいCEVや充電設備が発表される度にアップデートされていっています。
今年に入り、当サイトでも紹介したボルボが発売を開始したC40 RechargeやシトロエンのE-C4などが1月28日の発表で新たに補助対象となり、外国勢の電気自動車(EV)のラインナップが更に拡充されました。どちらの車種も60万円の補助対象となっています。
今回追加された2車種については、どちらも1月に発売が開始されたもので、発表後素早く対象車種となった形です。テスラモデル3については、型式が変わったものが追加されています。
外部給電可能な車種は最大80万円
今年申請が開始されるこのCEV補助金は、外部給電が可能な車であれば、最大で80万円の補助がでるようになっていて、2022年1月末現在で、80万円の補助対象となっている車種は国産車だけで、日産アリア、日産リーフのe+シリーズ、レクサスUX300eの3種類となっています。
2021年11月26日以降に購入した車両も補助対象
R3補正のCEV補助金は、申請開始が2022年の3月から予定されているものの、新車登録日が2021年11月26日以降であれば、遡って補助金の申請が可能です。
対象車両については、暫定版ではあるものの以下のリンク先のリストが逐次アップデートされるまで確認してください。
新型国産車は今年度予算に間に合うのか?
日産の新型SUVタイプのEV「アリア」は、注文が始まっていることから、この暫定リストにも掲載されています。昨年6月4日から先行予約がはじまっていたB6 limitedについてはおよそ6,800台の予約が入り、その予約も終了し、アナウンスでは2022年1月27日からの納車となっているため、約束通りであればすでにアリアを手にした人が出てきているはずです。またその後受注が開始されたB6については3月からの発売としているため、発売後から発注した人も今回の補助金が利用できることでしょう。
心配なのは2022年中ごろから発売を開始するとしているトヨタ・スバルの共同開発によるEV、bz4Xとsolterraです。この2車種についてはまだ価格も発表されていないことから、当然暫定リストにも入っていません。
2022年はEVがより注目される年となっているため、昨年の倍近い予算額が確保されているとはいえ、昨年のCEV補助金も秋口には終了を迎え涙をのんだユーザーも多かったため、補助金額が大きいだけに補助金ありきでの購入も多いはずなので、2022年の新型車として「アリア」しかラインナップされていない現状を見ると、国産車は日産のため、他は外国車のための補助金にもみえてしまいます。
補助金を受けるためには注文ベースではなく、新車として登録(車検証が必要)されないといけないため、トヨタ・スバルが発表しているEVを購入しようとしている人にとっては確実に補助金を手に入れられるかは微妙なラインであるといえるかもしれません。
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