金曜日 , 5月 27 2022

オール電化を再エネにするなら「グリーナでんき」

オール電化で再エネ選ぶなら「グリーナでんき」

カーボンニュートラルに向けて私たち一般消費者ができることの1つが、電力会社を100%再生可能エネルギーによる発電を行っている会社へとプラン変更することです。

昨年度EVを購入した方で、環境省からCEV補助金を受けた方の多くは、その受給条件として「再エネ100%の電力会社への切り替えを行う」などがありましたので、多くの方が再エネ100%電力に切り替えたことでしょう。

オール電化の方は新電力にご注意!

オール電化の方で、2016年以前に東京電力エナジーパートナーが提供している「電化上手」のプランに入られた方は、これ以上安いプランはありませんので、変更する必要はありません。これより電気料金が安くなるプランはあり得ません。

電化上手プラン電気料金 ELECTRICLIFE.JP

今後エネルギー需給の問題からカーボンニュートラルの最終目標である2050年までは電気料金が安くなることはまずありえないと思います。

このプランはさすがにカーボンニュートラルと言われても中々切り替えは難しいくらい価格差が出てしまいます。また、このプランへは戻ることができませんので、解約をせずに個人でもできる排出権取引のような「Jクレジット」などで脱炭素への貢献が可能です。

興味がある方は以下の記事をご覧ください。

CEV補助金の再エネ調達はJクレジットかグリーン電力証明か?

スマートライフプランの方は一考の余地あり!

2016年4月以降、東京電力管内でオール電化の方はスマートライフプランになっている方が殆どかと思います。このプランもとても安いプランですので変更の必要はないのですが、カーボンニュートラルへの貢献を行うならほぼ同じような料金体系の「グリーナでんき」への変更が最も近い料金で、深夜電力プランと同じような「ナイト割プラン」というものがあります。

 

グリーナでんき ELECTRICLIFE.JP エレクトリックライフ

GREENa公式サイト : https://ne-greena.jp/

スマートライフプランとの料金比較

まずは、東京電力のオール電化プランである「スマートライフ」が以下の料金です。例えば、50Aの契約の場合は、スマートライフSプランになっていて、基本料金は1430円、朝6時~翌朝1時までが25.80円、その他深夜時間が17.78円という契約になっています。

東京電力 スマートライフ ELECTRICLIFE.JP エレクトリックライフ

では、グリーナでんきのナイト割プラン、再エネ100%(RE100)のプランを同じ50Aの契約で比較してみましょう。基本料金は東京電力エナジーパートナーのスマートライフSと同じ1430円です。そしてグリーナでんきのデイタイムも朝6時から翌朝1時までです。デイタイム料金は25.80円、その他の深夜時間が17.78円ですから、基本料金、利用料金共に全く同じ金額で、再エネ100%電力の調達が可能になるという事です。

グリーナ電気 スマートライフ ELECTRICLIFE.JP エレクトリックライフ

環境省の補助金を受けた方ならわかるかと思いますが、このグリーナでんきは環境省のCEV補助金を受ける際の再エネ100%電力調達対応電力小売業者としてもリストアップされています。

エリアによってはオール電化プランで旧電力会社のプランよりも100%再エネなのに安くなる場合もあります。

大手電力会社のプランから変更して大丈夫か?

繰り返しになりますが、「電化上手」という2016年4月よりも前にオール電化でこのプランに契約をしている方は変更しない方が良いでしょう。スマートライフプランの方は、カーボンニュートラルへの貢献を行う場合は変更の余地ありです。しかし、不安なのは大手電力会社のプランから変更して大丈夫なのかという事です。

結論から申し上げれば、スマートライフプランへはいつでも解約金などが発生せずに戻れるという事もあるため変更しても問題ありません。

実際に筆者自宅は2020年に電化上手に契約したため、切り替えを行ってみました。今のところ停電などもなく、電気料金もEVを導入したことによる上昇分以外はその利用料金に殆ど変化はありません。

「グリーナでんき」を提供しているグリーナ株式会社は、再生可能エネルギー普及を事業としている「ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社」の100%子会社です。全国の戸建て住宅や工場などへの太陽光パネル設置や蓄電池の設置などを手掛けている企業です。

>>Next Energy公式サイト

しかし、それでも大手電力会社からの乗り換えは心配です。サポート面やそもそもその会社自体がなくならないかなど。そして早速事業承継のニュースが飛び込んできました。

グリーナ株式会社の事業がTGオクトパスエナジーへ

2021年12月28日、グリーナ株式会社は、低圧電力小売事業である「グリーナでんき」をTGオクトパスエナジーに承継すると発表しました。2月1日からはオクトパスエナジーが同等の契約条件で電力を供給するとしています。基本的に電力の契約は1年契約であるため、その1年間は電気料金の変更はないはずです。そして、消費者としては1年契約があったとしても違約金なく大手に変更も可能という条件も変更はありません。

TGオクトパスエナジーって?

この聞いたことがない、電力小売り業はどんな会社でしょうか。実はとてもすごい企業です。

>>オクトパスエナジー公式サイト

オクトパスエナジー エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

オクトパスエナジーは2016年にイギリスで創業したエネルギーテック企業です。100%再生可能エネルギーの普及を行っていて、創業から5年でドイツ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、スペインなどで事業展開を行い、2020年に東京ガスから208億円の出資を受け、2021年2月に日本法人を設立しました。東京ガスとの提携により日本の低圧電力供給に力を注いでいます。

何がすごいかというと、エネルギーテックというだけあって、100%再生可能エネルギーを安定的にグリットに供給するため、サービス提供に伴う作業の効率化や電力使用状況ほか様々なデータのコントロールを独自のAI技術「クラーケン」により行っているところです。

節約できた時間を顧客サポートへ

AI活用により節約した時間はエナジースペシャリストが顧客対応へあたるという事です。従来の電力会社などは電話がつながらないことが多かったり、自動音声案内の番号に該当するものがないなど、顧客対応としては今一だった部分も多いため、それらを改善していく事にも期待したいところです。

アーセナルの本拠地も100%再エネ電力

イギリスプレミアリーグの名門フットボールクラブ「アーセナルFC」の本拠地エミレーツスタジアムも100%再生可能エネルギー調達を行っていますが、これを手掛けたパートナーもオクトパスエナジーです。

エミレーツスタジアム Arsenal ELECTRICLIFE.JP エレクトリックライフ Arsenal
Copyright 2022 The Arsenal Football Club plc.

再エネ普及と効率化による消費者への還元へ期待

いずれにせよ、今後日本の電力需要は増すばかりであることは明白であり、2050年のカーボンニュートラルに向けた取り組みとしては再生可能エネルギーの普及は非常に重要なものになっていきます。AIの普及による効率化や再エネをグリットへ効率的に供給できるようなシステムにより、効率化できた部分は消費者へ電気料金の引き下げなどで還元してほしいものです。

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