いよいよホンダのEV「Honda e」!
国産車EVを探す旅、第3弾はHonda e !!ホンダです!日本車の中では個人的には一番押しているホンダ!
ホンダスピリッツは永遠に不滅です!
さあ、そのHonda eですが、2019年11月にビックサイトで開かれたモーターショーで初めてみたのですが、まるっこくてかわいい、街乗りの主婦が乗る車っていうイメージだったんですね。
いいですよね~、なんか丸目がロボチック。なんかまるっこくて印象に残る形。編集部がある埼玉県狭山市はホンダの町でもあります。残念ながらホンダの狭山工場は寄居へと移転が進み、2023年までに閉鎖すると発表しました。
でも、この工場跡地で是非EV用電池を作ってほしいです!
これから、日本は電池の獲得が非常に難しくなってくるのだと思います。その時にそなえ、国内に大きな電池製造工場が必要です。ホンダさんが電池の製造を行って、日本国内のEVベンチャーへ電池を供給してほしいです!
まだまだEVの時代じゃない・・・って感じ。
さて、ということでホンダカーズ埼玉西新狭山店さんでHonda eが試乗できるとのことでしたので、さっそく行ってみました!ちょっと雨降ってましたが、だれもHonda eなんて目も止めていないかんじです。
今ホンダさんは、Nシリーズの軽自動車(N-ONE, N-BOX, N-WGN)が売れ線で、特にN-BOXは軽自動車の販売の中でも群を抜いています。
SUVでは、やはりヴェゼルなどが人気車種となっていて、EVなどまだまだ興味を持っている人はいないのでしょう。これは今まで行ったディーラーでもそんな感じです。そもそもテレビCMやっているのって日産のアリア(キムタクがムーンウォークしてるやつ)くらいですもんね。
この未来の車にいよいよ試乗してみます。
内装は未来!そして超おしゃれ!
シンプルな内装は、このカラー一択。ハード部分の木目調に合わせたリビングルームのソファのような布素材がおしゃれ。天井にはリアの照明としてダウンライトが4か所についていて、まさに自宅を思わせる作りです。
後部座席も思ったより全然広く、リアシート・リマインダー機能では、後部座席に忘れ物や誰かが座っていると警告で教えてくれるという機能もついています。足元にはリア用のドリンクホルダ下にUSBポートがついていてスマホの充電などに利用できます。
フロントパネルはまさに未来、なによりテーブルのように木目調の平らな面が広がっているところが、なんとも家にいるようなリラックス感を与えます。高級感がある木目というより、かなりリアリティがある木目がこのような気分にさせているきがします!
中央のエアコン下の方には、12ボルトのアクセサリーソケットだけでなく、100V/15AがとれるAC電源を搭載。この1500WとれるところがEVの真骨頂。家にある家電品なら、トースターやドライヤー、IHクッキングヒーターまで、何でも動きます。USBポートが2本に加えHDMIケーブルによる外部入力から液晶パネルへと表示させることができます。
スカイルーフで解放感抜群です。それでいてUV99%カットと赤外線(IR)も76~95%カットしているので、暑さ対策もばっちりです。
正直ここまで乗ってきたEVの中で最も未来的!
Honda e最高です!まだ電源もつけていないのに、このかっこよさでおなかいっぱいです!さあ、さっそく起動してみます。もはや「エンジンをかける」という言葉は今後”死後”になるわけです。なんといえばいいのでしょう、やはり「起動」でしょう。ホンダeのパネルが起動しました。サイドミラーは社内にあり、カメラ映像でめちゃくちゃクリア、ものすごく見やすいです。正面には8:3のモニタがあって、両サイドに6個ずつアプリケーションボタンがついています。このモニタの更に右にスピードメーターなどのモニタがあるわけです。
ナビとは別に、自動車の走行状況を様々なデータと共に表示してくれます。バッテリー残量や各種センサの反応などもハンドルから覗くドライバー正面のディスプレイに表示されます。このディスプレイはナビ動作時に曲がる場所などの詳細をしっかり教えてくれるのです!!ハンズフリーフォンはもちろんの事、再生中の音楽、そして、、、、
「OK, HONDA」と車に話しかけると、手が離せない状況での音声認識アシスタントがあなたの代わりになんでもやってくれます!!
もはや、ナイトライダーの世界へ突入です。AIがあなたのアシスタントです!!
スマートフォンやiPhoneにも対応したandroid Auto と Apple CarPlayが搭載されているため、アシスタントを通じてスマートフォンのアプリ機能を自動車と共に使うことができるのです。メッセンジャーやメールなどのメッセージ読み上げ、ナビとは別にGoogle Mapの利用、音楽再生などなど、IoTが加速します!!!!
しびれるスポーツモード!
走行性能は同クラスのガソリン車と比べて非常に高いです。やはりEV。ペダル操作は、ワンペダルと通常のオートマのようにクリープ現象をつけるモードが切り替えられますが、EVならやっぱりワンペダル。ペダルを踏んだ時の加速反応は遅延なくやってくるため、踏んだだけ出るといった感じです。特にスポーツモードにした場合は別の自動車になるといった感じ。
この車を買ったらずっとスポーツモードにすると思います。
充電はリーフのよう
充電ポートは、フロントにあります。日産リーフのようなので、充電スタンドには頭から突っ込みます。充電ポートを開けると、急速充電用と普通充電用のコネクタが現れます。
ホンダの充電カードは3年間基本料金が無料のプランもあって、3年後も500円と格安です。
気になる航続距離
Honda eには2種類のグレードがあって、バッテリー搭載量はどちらも35.5kWhとなっています。違いは車内装備の充実と、ドライブアシスト機能がついているかどうかというところになります。
以下がその航続距離の比較になります。注目すべきは航続距離ですが、カタログ値であるWLTCサイクルはまったくもってあてにならないため、エアコンをつけて高速道路を走る実用走行を再現しているといわれるアメリカのEPAサイクルで考えるのが重要です。これでいうと200kmいかないくらいとなります。
型式:Honda e
- バッテリー容量:35.5kWh
- 駆動方式:2WD
- 航続距離(WLTC):283km
- 航続距離(EPA):195~210 km
型式:Honda e Advance
- バッテリー容量:35.5kWh
- 駆動方式:2WD
- 航続距離(WLTC):259km
- 航続距離(EPA):175~190 km
クラウンがガソリン満タンで1,000km走るのに比べたら大幅に航続距離が無いと言えますが、でも一日に200km以上走る日が年に何回あるか考えてください。普通の人ならあり得ない。
いかも電気自動車は自宅にかえってきたら、スマホのように充電します。EVはライフスタイルが変わるのだから、この航続距離はまったくもって問題ないと言えます。
Honda e 買うなら迷わずAdvance
Honda eを一般の人が買うなら絶対に「Advance」です。社用車として買うなら話しが別ですが、絶対にAdvance。これは試乗すればわかりますが、そもそもEVってのは、ガソリンが電気になって地球にもお財布にも優しい・・・というだけではないんです。自動車を超えた「楽しみ」がその付加価値としてついてくるのです。
Honda e Advanceにすると、通常モデルには無い以下の機能が付いてきます。
- Hondaパーキングパイロット
- マルチビューカメラシステム
- プレミアムサラウンドシステム
- 100V AC電源(1500W)
- センターカメラミラーシステム
パーキングパイロットは駐車するときに自動で駐車してくれるオートパイロットです。マルチビューカメラシステムは自動車の周囲を上方向から見たり、駐車時にセンターモニタに周囲の映像を表示します。プレミアムサウンドは、社内で最高の音楽を聴くことができ、電気自動車ならではの家電製品がすべて動くAC電源があるなど、人の生活を様々な可能性で拡張する「未来」があるからです。
今まで乗った中で、最高に電気自動車らしい電気自動車でした。
以下の動画でもHonda eの良さをたっぷり伝えています。
さあ、編集部の車選びもいよいよあと1種類の試乗を残すのみ!