火曜日 , 7月 23 2024

円安でも日本市場で値下げするテスラモデル3とY

円安でも値下げが行われたテスラモデル3とY

7月に入り、テスラの廉価版モデルであるモデル3とモデルYの2車種の値下げが行われていた。一時期、新型コロナウイルス感染症やロシアによる軍事侵攻などにより乱れたサプライチェーンの影響や円安などを理由に値上げを行い、その後値下げに転じたテスラですが、今回は円安でも値下げを行いました。

Model 3は最大で17.9万円の値引き

価格は2023年3月との比較で、3月以降もテスラモデル3については数万円の価格変動がありました。しかし今回は円安下でもそこそこ大きな値引きになっています。

  • スタンダードレンジ(RWD)
    536.9万円 → 524.56万円(-12.34万円)
  • ロングレンジ(AWD)
    642.46万円 → 626.86円(-15.6万円)
  • パフォーマンス(AWD)
    718.46万円 → 700.56(-17.9万円)

electriclife エレクトリックライフ 2023 Telsa price down

Model Y 新しく投入したロングレンジも値下げ

モデルYについては、4月にロングレンジを発表しましたが、このロングレンジについても値下げが行われました。

  • スタンダード(RWD)
    583.46万円 → 563.7万円(-19.76万円)
  • ロングレンジ(AWD)
    676.06万円 → 652.6万円(-23.46万円)
  • パフォーマンス(AWD)
    754.46万円 → 727.9万円(-26.56万円)

electriclife エレクトリックライフ 2023 Telsa price down

潤沢な在庫車、中古車は活況

公式サイトを見ると、在庫車はモデル3、モデルYともに潤沢にあるようです。在庫車はそれぞれ装備や仕様が違うため、今回紹介したベースの価格とは単純に比較できないものの、こちらも通常の価格よりも値引きが行われています。

Model3の在庫車リスト Telsa エレクトリックライフ Electriclife

一方で、認定中古車は回転が良いようで、公式サイトには1台でるとすぐに消えていくような状態で、大手中古車取り扱いサイトなどでも、ロングレンジなどは、モノが出てくると直ぐに売れていく状態となっているようです。

新車販売台数は鈍化、待たれる普及モデル

モデル3やモデルYについては、テスラにとっては廉価版の普及モデルという位置づけでしたが、日本市場では高級車の価格帯に入ってきます。

モデルYについては、ロングレンジモデルの投入が遅れたため、航続距離や加速性能での見劣りなどから思ったほどの売れ行きにはなっていないようです。ただし、これは単にそれだけの理由ではないようで、日本全体の景気や電気自動車への関心にもかなり影響しているといえます。

Tesla Model Y エレクトリックライフ ELECTRICLIFE

実際、テスラモデルYはグローバルの2023年の第一四半期だけ見ると、EVでは初めて、世界で最も売れた(登録台数の多い)乗用車となっています。つまり、グローバルでのテスラ人気は健在で、第二四半期に入り中国市場などの落ち込みもあり、一時期に比べてその登録台数に陰りを見せるも、ヨーロッパを中心に自動車業界をけん引している事には違いありません。

モデルS、モデルXは右ハンドル市場での販売想定なし

ついに日本市場でも発売開始になったモデルSやモデルXについては、左ハンドル仕様のみで、このモデルについては将来的にも右ハンドル仕様は作らないと公式に発表しているところから見ると、日本市場で販売する気は全くないと言ってよいでしょう。

Model X モデルX Electriclife エレクトリックライフ

新しいモデルS、モデルXは、モデル3やモデルYとは異なり、ドライブモードの切り替えなども全面のタッチパネルで行います。右ハンドルにする場合、タッチスクリーンに表示されるソフトウェアの使用も大きく変えなければならなくなることから、多くの販売が想定されない日本市場のために右ハンドル仕様は必要がないと判断したのでしょう。

地球環境保護を提唱するテスラとしては、週末にドライブ用に用意された車という想定はないだけに、右ハンドル市場では、真っ向から相反するコンセプトの車となってしまいました。方針を変え、ぜひとも右ハンドル仕様も作ってもらいたいものです。

噂されている次の普及モデルであるテスラのコンパクトカーなどが日本市場では待たれるわけですが、導入時の価格メリットが大きくものをいう日本市場では、今後どのメーカーが支持されていくのか注視する必要があります。

1つ言えるのは、「車は国産」という考え方は家電や電子機器と同様に崩れていくという事です。

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