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モデル3たった2週間後に更に値上げで最高値更新

テスラモデル3日本上陸後の高値を更新

2022年3月2日の段階でお伝えした値上げのニュースから2週間たたない3月15日、テスラモデル3が更に値上げを発表しました。今回の価格改定は以下の通りです。

  • スタンダードレンジ(RWD)
    494万円 → 519万円(+25万円)
  • ロングレンジ(AWD)
    579万円 → 609万円(+30万円)
  • パフォーマンス(AWD)
    717万3千円→ 749万円(+31.7万円)

スタンダードレンジRWDグレードの場合、2019年日本での販売開始価格が511万円~となっていたため、その時の価格を超えた形となりました。ちなみにロングレンジは2019年の発売当初655万円~となっていたため、まだ価格を完全には戻していない物の、2021年2月に行われた大幅値引き時の最安値では、およそ156万円値引きの499万円となっていたため、そこから考えると1年と1ヶ月程度で110万円の値上げとなっています。

テスラモデル3 エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

テスラの価格改定については、特にパブリックコメントも無く、ある日突然ウェブページの価格が変更されているため、その確かな理由については不明であるものの、昨今の半導体不足や原材料の高騰、ユーラシア大陸での情勢などを考えれば理由は想像がつくものの、大衆車セグメントとして普及を目指す車両であったが、日本市場では高級車の価格帯となっています。

欧州などの価格に比べて割安だった日本市場でのモデル3価格も、これでグローバルでの販売価格に近付いたことになります。今後Model Yの値付けも、ロングレンジが700万円台になってくることが濃厚となってきました。

2021年は輸入車のEVの販売台数が伸びた年でもあり、一般社団法人日本自動車販売協会連合会の統計データより、2021年度に販売された輸入車EVは8,610台で、うち日本自動車輸入組合の2021年12月までの累計台数のOthersが5232台となっていて、この数字にテスラが含まれていて、そのほとんどがテスラモデル3であることから、輸入車の中でも最も売れているEVがテスラモデル3であることが分かります。(ちなみに日産リーフは同団体の調べで2021年度は10,846台となっています。)

今年に入り、ステランティスグループや韓国ヒョンデの再上陸など輸入車のEVも増えてきたことから、輸入車の中でも人気NO1のEVであっただけに、今回の値上げはテスラ人気に水を差す結果になりそうです。

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