木曜日 , 11月 21 2024

進化しているJAFのサービス

JAFに入会するメリットを考える

ここ数年、自動車の任意保険には加入者向けのサービスとして「ロードアシスタンス」が付帯していることが多くなりました。
それ以前は、路上での自動車の故障などに備えて「JAF」に入会しておく人が多くいましたが、上記の通り任意保険のロードアシスタンスが利用できることから、JAFに入会する人も減った、ということをよく耳にします。

そんな時代に、あえてJAFに入会するメリットはあるのでしょうか? JAFのサービスや任意保険に付帯のロードアシスタンスとの違いをチェックしてみたいと思います。
後半では、電気自動車に対するJAFのサービスについてもご紹介します。

自動車保険は「車両」、JAFは「人」が対象

そもそもの考え方として、任意保険は「車両」に対して保険が掛けられます。その一方でJAFのサービスは「入会している会員=人」に対しての保険とも言えます(人身事故などの保険、という意味ではないです)。
24時間365日対応のロードサービスで、自動車を利用する「人」のためにサービスを提供しているのがJAFです。

JAFの年会費と任意保険のロードアシスタンス

通常、JAFに入会する場合、年会費として6,000円(個人会員・1年ごとに更新の場合)が会費としてかかりります。

一方で、任意保険のロードアシスタンスは、対象となる保険の契約者であれば追加費用無しで呼ぶことが可能です。任意保険に加入していればロードアシスタンスが呼べるのだから、わざわざJAFに年会費を払う理由がないという人も多くいます。

しかし、無料のサービスにはやはり確認すべきポイントもあるようです。
任意保険のロードアシスタンスはすべての場面で利用できる、というものでも無いようです。

JAF会員なら対象になるがロードアシスタンスでは対象外となる作業

ほとんどの任意保険のロードアシスタンスは「保険契約中の自動車が事故、故障、トラブルで走行不能になった場合の復旧作業」が対象となるようです。
この、「走行不能状態」というのは、「バッテリー上がりのジャンピング」「キーとじ込み時の鍵開け」「パンク時のスペアタイヤ交換」「落輪時の引き上げ」「自走できない自動車のレッカーけん引」「ガス欠時の給油サービス」などを指していることが一般的です。

一見するとお得なサービスのようにも思えますが、任意保険のロードアシスタンスは対象外となる以下のような項目・作業があります。
(保険会社によりサービス内容が異なるため、契約・適用範囲などをご確認ください)

  • パンク修理
    最近ではスペアタイヤを積載していない自動車が多いのですが、タイヤパンク時の「パンク修理キット」を使用してのパンク修理はロードアシスタンスの対象外となることも。
  • 雪道、ぬかるみ、砂浜などでのスタック時の救出
    走行不能状態ではあるのですが、雪道、ぬかるみ、砂浜などでの救出作業は対象外となることがあります。
  • タイヤチェーンの着脱
    タイヤチェーンの着脱はJAFだけのサービスです。基本的にその場から動けないだけで事故や故障などではない、という理由からでしょうか、ロードアシスタンスでは対象外の作業となっているようです。
  • 法令違反の運転による事故などの場合
    任意保険は原則として「適法状態での運転に対しての保険適用」となるため、法令違反などの過失がある場合はロードアシスタンスの適用外となることが多いようです。

上記の作業はJAFであればすべて作業対象として受け付けてもらえます。作業内容にもよるのですが、年会費を支払っていれば利用回数の制限もなく、ほとんどの作業について無料で対応してくれます。

こんな時でもJAFに作業が依頼できる

JAFのサービスが受けられるのは「事故」「故障」「災害」のときだけではありません。以下のような場面ではJAFに依頼して作業を受けることが可能です。

  • バッテリー交換
    自動車の補器バッテリー(EVの走行用ではないほうのバッテリー)が寿命となった場合、交換用のバッテリーをどこかで購入し、JAFに依頼すると無料で交換してくれます。ディーラーやカー用品店では「交換工賃」がかかるのですが、JAFに依頼すると交換工賃が無料なので、バッテリー購入代金だけで済みます(バッテリー廃棄については、別途手配が必要です)。
    ※自動車のバッテリーをチェックして「要交換」とならない場合は対象外。
  • 異音や異臭などの点検
    自動車から普段聞きなれない音がする時や、オイルなどの異臭がする場合もJAFに依頼して点検を受けることができます。もちろん、出かけた先でも点検依頼ができるので安心です。実際に故障などの場合は応急作業やレッカー移動を受けることも可能です。
    一方、任意保険のロードアシスタンスは「明らかに走行不能状態」でないと依頼できないようです(なんとなく変なにおいがする、等の場合は「近くの修理工場で点検を受けてください」と言われることが多くあります)。

JAFとロードアシスタンスの合わせ技も

JAF会員がロードアシスタンスを利用する場合、JAF会員向けの優遇サービスを保険会社が用意していることがあります。
ある保険会社では、JAF加入者がロードアシスタンスを使用した場合、「レッカー距離の延長」などの優遇を行っています。遠方でレッカー輸送を受ける場合に、距離が延長されることで自宅付近の修理工場まで移動できる可能性が高まります。

>>無料の自動車保険一括見積もりサービス

JAFならEVの「電欠」対応も!

電気自動車を利用して長距離移動をする際に気になるのが「電欠」。充電スタンドにたどり着く前に走行用バッテリーがなくなってしまったら、、、。
そんな時にはJAFの「EV充電サービス」で対応してもらうことが可能です。
ガソリン車ではガス欠の際に、ガソリンをその場で給油してくれるサービスがあります。これと同様に、EVの走行用バッテリーをその場で急速充電してくれるというものです。
2023年7月に東京都、神奈川県、愛知県、大阪府から開始され、今後は全国に順次拡大していく、とのことです。


EV充電対応サービスカー

その他特典もいろいろ!

JAFに入会すると自動車のサポートだけでなく、全国の飲食店や施設で使える優待サービスも豊富に用意されています。

会員優待サービス エレクトリックライフ ELECTRICLIFE

会員証を提示することで、店舗や施設によって割引率は異なりますが、これだけでも会費の元がとれてしまいそうです。

EV時代にもJAFに入会しよう!

ガソリン車から電気自動車に移行する時代に向かって、JAFのサービスもEV化に向けて新しいサービスが提供されています。
電気自動車の利用にも安心感を与えてくれるJAF。入会するメリットはこれからも十分にありそうです。

お申込みは以下のJAF公式サイトから!

>>日本自動車連盟(JAF)

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