水曜日 , 11月 26 2025

テスラModelYの納期が2023年3月、Model3は改善。

テスラ・モデルYの納期が2023年2月~3月

テスラモデルYの納期が2022年7月末の段階で注文した場合、2023年2月~3月という事になっています。この納期だと令和3年度補正の補助金についてはほぼ絶望的という事になります。

Tesla Model Y エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP 納期

これはRWDモデルだけでなくパフォーマンスモデルも同様です。

Model3のロングレンジの納期が改善

一方で、2022年6月末の段階で、2023年2月~3月納期となっていたモデル3のロングレンジモデルについては納期が改善し、7月末の段階で2022年11月~12月の納期であると、補助金を意識している人にとってはギリギリのラインでの納車時期となっています。

Tesla Model 3 エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP 納期

モデルY納期の遅れは大人気で注文殺到か?

モデルYの納期が2023年2月~3月となっているのは、ある一定の注文はあるものの大人気で注文が殺到しているというわけではなさそうです。というのが、やはり世界的なサプライチェーンの混乱による部品在庫や生産ラインの制約は否めない状況にあるようで、モデルYの発表直後に注文した人であれば、8月~9月の納期として表示されていたはずです。しかし、例えば8月の納期であれば、テスラアカウント内にそろそろVIN番号が表示されるはずですが、未だ表示されていないという状況になっているため、全体的な納期の遅れからこのような予想となっているのではないかという事です。

Tesla Model Y エレクトリックライフ ELECTRICLIFE.JP

一方でモデル3の納期についてはロングレンジモデルの納期が解消し、2022年内ギリギリでの納期となっていることから、部品在庫などにより生産ラインの調整が行われたのではないかと推測できます。

理由はどうであれ、公式サイトでの表記がこのようになっているという事で、補助金を意識した注文という事であれば、Model3を検討する人もあるでしょう。それでも補助金を受けられるかどうかは微妙なラインです。

補助金を受けるためには車両の登録完了が大前提で、テスラの登録が完了すれば納車の数日前までに車検証のコピーをメールで送ってくるため、Model3を購入した場合はそれが今年の11月~12月という事になり、その時に申請をかけるという事になります。

また、上海工場であれば、国慶節や春節などの影響によりテスラ車の納期は延びる場合もあるため、Model3も2023年にずれ込む可能性が十分あります。

イーロンマスクは、今年いっぱいでサプライチェーンの混乱やインフレは解消し、テスラも値下げを行いたいと、約束はしないまでも、現在の状況は続かないと予想しています。来年には更に多くのEVの発売も予定されていることから、今は購入の決断するのが難しい時期になっているといえます。

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About エレクトリックライフ編集長

電子回路・エネルギーの専門家。太陽光発電、エネルギー貯蔵、電気自動車やソーラーカーの研究を行う。これらの知見を活かし、2050年のカーボンニュートラルに向けた電力の有効活用を研究している。 弱電から強電まで広いエリアを専門として、エネルギー、特に電力の上手な活用を一般に広く広めるための活動も行っています。 保有車両:テスラモデルY2025前期

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