遂に情報が揃ったスバルがリリースする国産EV「ソルテラ」
スバルがトヨタと共同開発し、スバルとしては初の完全電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)となるスバル「ソルテラ(SOLTERRA)」の日本市場での価格とスペックが正式に発表されました。
発表された3つのグレード
今回の発表ではFWDとAWDで3つのグレードの価格(税込み)が以下のように発表されました。
- ET-SS (FWD):¥594万円
- ET-SS (AWD):¥628万円
- ET-HS(AWD):¥682万円
※タイヤは18インチ。ET-HSのみ20インチタイヤ。
航続距離や装備などのスペックはどうなったか?
気になる航続距離(WLTCモード)などのスペックは以下の通りです。
- ET-SS (FWD):567km
- ET-SS (AWD):542km
- ET-HS(AWD):487km
※搭載バッテリーは全て(71.4kWh)
インテリアの装備も標準で充実したものになっているため、グレードの選択だけでほぼスペックが決まります。荷室には100V(1500W)の家電品の殆どが動かせる電源コンセントも搭載していて、オートキャンプなどで威力を発揮します。
外装では、AWDグレードからパノラマムーンルーフと、最上位グレードのET-HSでソーラールーフ仕様も設定可能です。このソーラーパネルは、1年間で1,800km走行分に相当する発電量が生成されるとしています。日本の晴天日数の平均はおおよそ217日となっているため、1日当たり8.3km分の走行距離が稼げることになります。実際にはここまでの数値は中々厳しく、カーポートに入れずに1日中日当たりが良いところに置いて達成できるかといったところですが、それでも晴天下で放っておくと走行距離が増えるというのは、エネルギー需給が心配されるこれからの事を考えると一考の余地ありです。コストパフォーマンスというよりは、有事対策となりそうです。
予約開始は5月12日より
受注開始は2022年5月12日からとなっています。しかし初年度の計画台数が150台と非常に少なく、兄弟車であるトヨタのbz4Xがサブスクのみとなることから、トヨタ・スバル連合による初の国産BEVとしてはあっという間に初年度分完売は間違いなさそうです。購入についての詳細は販売店にお問い合わせくださいとありますが、手に入れるのは相当難しいといえます。