木曜日 , 11月 21 2024

ガソリン車から電気自動車へ上手に乗り換える!

従来の自動車とは考え方を変えてほしい「電気自動車」

環境にやさしいという考え方から電気自動車への乗り換えを検討している方も多くいると思います。ガソリン車から電気自動車へと乗り換える際に上手に乗り換える方法をこちらでご紹介しておきます。

電気自動車はただガソリン車が搭載している「エンジン」が「モーター」に変わったというだけでなく、走らせるためのエネルギーである「ガソリン」が「電力」に変わるため、運用するためのライフスタイルが大きく変わります。この内容については、以下の記事を良くお読みいただければと思います。

電気自動車(EV)へ乗り換える前に知っておきたい事

EVをなるべく安く購入したい

EVは従来の自動車と比べてしまえば高く見えます。ただし、従来の車に無い付加価値が沢山ついているため、決して割高というわけではなりません。今後量産が進み、電気自動車の車種が増えてくれば更に低価格な車両などが登場してくるでしょうが、それまでは現状の価格帯という事になります。メーカーによってはWEB注文のみの受付などもあるため、今後値引き交渉などはなくなってい事でしょう。しかし誰でも少しでも負担を減らしたいと思うのは当たり前です。なのでEVを購入するために以下の2点は必須です。

  • 補助金の活用(国、地方自治体)
  • 乗り換えであれば下取りよりも買取で少しでも高価買取

補助金は全員がもらえるわけではない

普及を促すために国は補助金を用意しています。その額も大きいため、購入時には当てにしたくなります。しかし補助金は全ての人がもらえるわけではありません。国が現在用意しているCEV(クリーンエネルギー車)導入とその充電設備に対する補助金は以下の通りです。

  • 令和3年度補正予算額 375億円
  • 令和4年度予算額 155億円

期間は令和4年度末ですので、2023年3月31日となりますが、おそらくその前にこの予算は尽きてしまいます。令和3年度補正予算については2021年の11月26日以降に登録された車両まで巻き戻すことができますので前年度の車両分にも補助金が使われています。

下取りよりも買取で少しでも高価に買い取ってもらう

買い替えの方でもう一つ重要なのが「買取価格」です。これについては、ディーラーで購入の場合などは「下取り」がありますが、下取りはディーラー1社の「言い値」になってしまうため、念のため「買取」も検討してください。新車購入が決まり、納車日が決まってからで十分間に合います。多くの業者が早めに中古車を獲得したいため、その日や翌日に車を回収に来たがりますら、納車直前に行っても全然間に合います。

一括査定 買取価格 エレクトリックライフ

一括査定などの場合は複数社が自宅まで査定に来てその価格を出してくれますので、最も高い業者に販売することができます。ほとんどの場合下取り価格よりは高い金額になります。直ぐに取引が決まるのと、業者が探している車両とうまくマッチングできると思わぬ高額になることがあります。

一括査定する前に中古車情報サイトで自分と同じ年式の車がどれくらいで販売されているか調べておきましょう。買い取り業者は一括査定などを利用していることを知っているため、他社に車両を買われる前に「直ぐに売ってくれれば・・・」と交渉される場合もありますので、自分で売ってもいい金額なども事前に決めておくことをお勧めします。

>>中古車販売「カーセンサー」

【一括査定サイト】

3つのサイトを紹介していますが、最後の「ズバッと車買取比較」については、注意が必要ですが高額に査定される場合があります。このサイトの場合、申し込んだ直後から申し込んだ電話が一気になります。電話中もキャッチフォンが入ってきます。おそらく最初はBIG Moterさん。そこから興味ある会社が数社電話をかけてきますので、電話ラッシュになります。でも慌てずに順番に見に来る時間を決めて2時間おきくらいに見に来てもらうとよいと思います。ここからは皆さんの交渉次第。

MOTAとイカプラはある程度先に買い取り業者を絞られてしまうため、あまり価格が上がっていかないこともあります。実際には沢山見に来てくれた方が、価格が上がっていきますので、

人気車種ならオークションも検討

市場で人気の高い車であれば、オークションを利用されるのも良いかもしれません。自動車のネットオークションは担当者が自宅まで来て全て写真を撮って掲載までを無料で行ってくれます。オークションの場合希望落札価格に到達しなければ販売しないという条件も付けられます。オークションは開催期間が数日~1週間程度あるため、価格が決まるまで時間がかかります。

【カーオークションサイト】

ここで紹介する「【ユーカーパック】」は実際には1分で表示されるのはあくまで相場価格。愛車の状態によっては高額な査定がつくこともありますが、一括査定より高い価格がついたことがあまりないというのも正直なところです。

納車前までに充電スタンドの準備

EVは自宅充電がとても重要です。自宅で充電できないとEVの利便性を感じ取ることはできません。車別に整備する内容が違ってきますので、紹介していきます。

日産の電気自動車の場合

日産車の場合はディーラーがありますので、購入時に充電設備の提案があると思いますが、念のため自身でも設備の知識を持っておくことをお勧めします。

日産の電気自動車は全てV2H充放電設備に対応していますので、最もおすすめはニチコン製の「EVパワーステーションVCG-666CN7」を強くお勧めします。価格は非常に高額ですが、令和4年度は高額な補助金が用意されています。この本体価格だけでも税別で79万8千円と高額ですが、1/2を国の補助金で賄えます。つまり、39万9千円で購入できるというわけです。そしてこの工事費に30~40万円ほどかかりますが、工事費は全額補助されます。更にV2Hの場合地方自治体からも補助が出る場合が多く、その額は数万円から数十万円となります。詳しくは「地方自治体の補助金ページ」をご覧ください。

日産リーフV2H

どうしてもV2Hを設置できない方(場所が確保できない、費用がそこまでかけられない)という方でも、もう一度よく考えてみてください。それだけV2Hを設置する意味があるという事です。もっと言えば、V2Hを設置しないなら電気自動車の付加価値が大分下がってしまいます。(詳しくはこちらの記事を参考にしてください。)

それでもどうしてもV2Hではない方は、デルタ電子のQ-VECを設置することをお勧めします。自宅の充電では6kWという大電力を出力可能です。しかし設置費用は20万円~30万円ほどかかり、設置に補助金はありませんので、実はV2Hと変わらない価格になってしまいます。

Q-VEC デルタ電子 普通充電 エレクトリックライフ

これ以外の充電スタンドも様々ありますが、充電スタンドを選ぶ場合、コンセントだけのものは避けてください。当サイトでは再三記事の中で取り上げていますが、充電毎に車のトランクからケーブルを取り出して配線する充電は現実的ではありません。スタンド型になっていて、出発前に車両から取り外してスタンドに直ぐに引っかけておくだけの設備にすることをお勧めします。

海外メーカーEVの場合

<テスラ車の場合>

テスラ車だけは、国内の共通規格を使っておりません。国内の公共の充電器で充電する場合は変換アダプタを挟んで利用します。充電器は「ウォールコネクター(下写真左)」と呼ばれる専用の充電器が公式オンラインストアで購入できますので、ここで購入し、自分で電気工事業者を探します。テスラ公式サイトにも掲載されていますので、そちらを参考にしても良いですが、難しい工事ではないため、地元の電気工事業者などに頼めばさほど費用が掛からずに工事が完了します。テスラはディーラーを持たずにネット販売なのでこのような対応になります。

下の写真左は「モバイルコネクタ」と呼ばれる出先でチャージする用です。日々の充電をこれで行うと、毎回配線をするようなのと充電速度が遅いので、EVの利便性を感じなくなってしまいます。あくまでこれは携帯用です。

ウォールコネクター モバイルコネクタ ELECTRICLIFE.JP

<他の海外メーカー車の場合>

海外メーカーの場合、充電スタンドはブランドロゴが入ったかっこいいものを用意している場合が多いです。またディーラーを設置しているメーカーが殆どであるため、相談する際に充電設備も提携業者を用意している場合があります。高級車ブランドなどでは、充電設備の工事費は無料になっている場合もあります。

Audi 充電設備 electriclife.jp エレクトリックライフ

自社で充電スタンドを用意していない場合は、日産同様デルタ電子製のQ-VECを設置することになるため、この場合は電気工事業者でも手に入る場合があるため、地元の電気事業者に相談すると比較的低価格で設置が可能です。

充電スタンド設置が間に合わない場合

この場合は、ディーラーに相談して、設置が完了するまでの間は充電スタンドを使わせてもらうという約束を取り付けておくことが重要です。EVを購入して自宅充電できないというのはとても不便です。ディーラーに急速充電器があるのであれば、それを利用させてもらいましょう。

その他用意しておく事

自動車を買い替える場合には、自動車保険の契約変更なども必要です。これを機会に保険の見直しなどもしておきましょう。保険も年々進化している場合もあり、付帯サービスなどが充実しているものなどもあります。こちらも一括見積などを試してみるのも良いでしょう。

>>無料の自動車保険一括見積もりサービス

また、EVはコネクテッドサービスも充実しているため、メーカー指定のスマホアプリなどのダウンロードもお忘れなく。

EVライフを楽しみましょう。

以上で、EVライフの始まりです。環境をしっかり整え、快適なEVライフを送ってください。納車後は自宅で使用している電力量は増えますが、ガソリン代がなくなる(もしくは減る)わけですから、その違いなども見ながら、今後は自宅で契約している電気契約の見直しや、電気の活用方法などをしっかり考えていきましょう!

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