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令和5年度電気自動車向け補助金の終了見込み

クリーンエネルギー自動車導入促進補助金の終了見込み

一般社団法人次世代自動車振興センターが主管しているクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)は、現在令和4年度補正予算と令和5年度当初予算で実施されています。

この補助金は、その額の多さに注目があつまっていて、V2H対応の車両では最大85万円の補助が用意されていて、地方自治体の補助金とも合わせて利用できるため、東京都在住の個人で一定の条件を満たす人であれば、新車EV購入に対して最大で160万円の補助金が利用できることになります。

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昨年(R4年)については、今年度よりも用意されていた予算額が少なかったこともあり、11月初旬で終了していました。今年(R5年)については、昨年の2倍以上の予算額が用意されていることもあり、令和5年8月の段階でも昨年の予算額よりも多い金額が残っています。

以下2023年8月21日時点での予算残高と終了見込み時期です。

  • 予算残高:約356億円
  • 終了見込:令和6年1月下旬~2月上旬

補助金申請のタイミングに注意

CEV補助金は原則として車両の登録が完了した時点で申請が可能になります。つまり、注文した時に申請ができるわけでなく、車両が完成し、車検証が発行された納車の時期から申請が可能です。そのため、購入前に納車時期をしっかり確認しておくことが重要です。今年度の補助金終了見込みが令和6年の1月下旬となっているため、これよりも少し早い段階で納車を決めたいところです。できれば令和5年のうちに納車されれば、まだ余裕がありますが、年明けになると補助金がもらえなくなる可能性があります。

終了見込みが早くなる場合がある

現在、補助金残高は潤沢にあるとしても、この終了時期は自動車の売れ行きやメーカーの生産状況によって大きく変動します。メーカーの生産が早まった場合、納車も進むため、補助金が利用されるスピードが上がるため、終了見込み時期が早まる場合があります。

令和5年度補正予算、次年度はあるのか?

もし納車時期が1月下旬くらいの補助金がもらえるか否かのボーダーラインにある人も、毎年11月ごろに発表される今年度予算の補正予算などにより、次年度予算と合わせて引き続き補助金が延長される場合があります。この場合、補助金額や補助金取得者への条件などは変更されることもあります。

一般によるカーボンニュートラルに向けた取り組みとして、電気自動車(EV)へのリプレイスは非常にわかりやすい例といえます。そのためCEV補助金については、新車販売台数のうち半分以上がEVなどにリプレイスされていくまでは、この補助金は続くと予想されます。

来年度については現在の普及状況や災害時活用のような付加価値などからも、国産車については補助金増額なども噂されていることから、更にEV促進に向けた動きは活発になっていく事になるでしょう。

補助金の原資は税金です。補助金を活用してEVを手にした人は、先んじて電力の活用について知ることになるため、日本国内でのエネルギー活用、災害時の有効利用についても、自分のライフスタイルの中で様々な活用テストを行っていくことが重要です。その結果をSNSなどで共有して、EV普及や電力の有効活用につなげていくという使命も背負っているといえます。

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