待ちに待ったモデルYの納車がスタート!
遂にテスラのSUVモデルYの注文が開始されました。ここのところModel3の値上げが敢行されていて心配されていた価格帯ですが、RWDグレードについてはかなり価格が抑えられてのスタートに思え、今後の値上げが予想されるような価格設定となっています。
しかし、Model Y発売を待っていた人たちにとっては超朗報で、しかもRWDモデルについては8月納期と思いのほか早い状況です。
- RWD : 619万円
(航続距離507km / 0-100km/h 6.9秒) - AWDパフォーマンス:809万円
(航続距離595km / 0-100km/h 3.7秒)
※航続距離はWLTCモード
海外で設定されているAWDのロングレンジモデルがまだ設定が無いところが気になりますが、自動車部品供給状況や日本市場での反応を見ているといったところでしょう。
AWDモデルは2022年後半
しかし、AWDのパフォーマンスモデルについては、納車時期が2022年後半となっていて、これはテスラ時間をご存じの方なら予測可能になりますが、おそらく納車は2023年に入り込むと予想されます。しかし、その加速性能は0-100km/hで3.7秒と驚異的です。
Model YのCEV補助金は65万円。AWDは注意。
今年のCEV補助金は、令和3年度補正予算と令和4年度予算が複合的になっていて少しわかりにくくなっていますが、簡単に言えば、充放電設備に対応しているものは金額が多めに出るようになっていて、テスラは対応していないため、Model Yも65万円という事になります。アリアなどは「高度な安全運転支援技術」が搭載されているという事で、4月1日以降の納車に関しては92万円まで増額されています。
テスラも「高度な安全運転支援技術」を搭載しているのですが、今のところは対応車種になっていないという事です。
RWDモデルは補助金の支給が受けられそうな納期ですが、AWDモデルは2023年にずれ込むことを考えると、かなり微妙な時期になりそうです。
値上げが間違いなく起こる価格設定
ヨーロッパ、とくに同じ右ハンドル市場であるイギリスを見てみると、日本市場との価格差がずいぶんあることが分かります。
イギリスでは、FWDモデルの設定が無く、AWDロングレンジとパフォーマンスのみの販売になっていてます。価格は以下の通り
- AWD ロングレンジ:£55,990(約938万円)
- AWDパフォーマンス:£64,990(約1,089万円)
日本でのRWDの価格が619万円というのは、日本で発売されている、ソルテラやボルボC40リチャージなどSUVのEV価格を睨んでの価格であることは間違いなく、Model3のようにある程度普及し日本市場でのデータが集まってきたところで大幅な値上げが予想され、その値上げ余地がModel3よりもあると予想されます。